014:関係モデルと嘘つきパラドックス

 データベース設計の世界では一般に関係モデルとERダイアグラムは一体と考えられていると思うが厳密に言えば異なる。

013:第3次人工知能ブームの打上花火としての2045年問題

最近「2045年問題」が話題となっている。「2045年問題」とは、人工知能がこのまま発展すると2045年には人間の知能を超える、という話だ。人間とコンピュータの主従関係が逆転し、人間がコンピュータに支配される日が来るということなのか。そのような事態まで想像しなくても、どこか薄気味悪さは感じる。しかし、このような未来予想を真に受ける必要はない。単なる風説に過ぎない。

012:コンテクストレス コミュニケーション

 「モンスターペアレント」という言葉はすでに日常言語として定着した感がある。テレビなどで取り上げられている「モンスターペアレント」の典型的な事例は、「先生、なぜうちの子にも平等に学芸会の主役をやらせてくれないのですか」といって担任の教師に詰め寄る類だ。おそらくその親の言動の背景には、我が家庭は授業料をきちんと収めているから相応の処遇を得られるべきだ、という考え方があるのではないか。もちろん、そのさらに根底には、我が子にいい思いをさせてやりたい、という親心があるわけだが、一見常軌を逸したかのように見えるその親が自信をもって担任の教師に臨めるのは、対価に見合ったサービスを提供する、という経済活動のルールを教育の現場にあてはめて、学校側がそのルールを履行していないことを根拠にしているからだろう。